永生病院トップ > 診療科のご案内 > 脳神経内科のご案内 > パーキンソン病について

パーキンソン病について

パーキンソン病は振戦(しんせん)、動作緩慢、筋固縮、姿勢反射障害を四大症候とする病気です。
振戦はゆっくりとした震えで、片方の手または足から始まることが多いです。進行しても大部分が左右差を認めます。
動作緩慢は文字通り動作全体がゆっくりになります。また自発的な行動が減少して動かなくなることを無動、動きが小さくなることを寡動といいます。
筋固縮は身体を伸展・屈曲しようとするときに強度のつっぱり・こわばりなどの抵抗が生じることをいいます。
姿勢反射障害は方向転換ができなくなる、歩き出すと止まれなくなるなどの症状が現れることをいいます。

パーキンソン病の診断について

パーキンソン病に似た症状を呈する疾患は多数あるため脳神経内科専門医による診断が必要です。四大症候のうち2つ以上があり、L-dopa またはドパミンアゴニストに良好な反応があればパーキンソン病の可能性は高いです。頭部MRIで異常がなく、心筋MIBGシンチグラフィ-で取り込み低下があればさらにその可能性は高まります。

パーキンソン病の治療について

現在のところ根治療法はありませんが、早期に症状に対する薬物療法やリハビリテーションを開始したほうが予後がよいとする考え方が主流になってきています。症状をコントロールし、できるだけ進行をおくらせ重症化を防ぎ、より良い状態を長く保つことが重要です。パーキンソン病が進行し、薬だけでは症状を改善するのが難しかったり、運動症状が重くなったりしたときに外科的治療法で脳深部刺激療法(DBS)などが行われてきましたが、2016年9月から「レボドパ・カルビドパ配合経腸用液(LCIG; デュオドーパ®)」という新しい治療法を本邦でも行うことが可能となり、当院でも導入しています。

一番知りたいパーキンソン病とのつき合い方

パーキンソン病では、動作がのろくなる、手足が振るえる、歩きが小刻みですり足になる等の運動症状のみならず、不安な気分になる、意欲が湧かない、考えがまとまらない、体が痛い、においが分からない、睡眠が良くとれない、便秘しやすい等の非運動症状がみられます。これら様々な症状の出かたは人それぞれで、また辛さ、悩みも人それぞれです。病名は同じパーキンソン病でも治療、対処法は人それぞれなのです。また、パーキンソン病は長くつき合っていくうちに症状も治療、対処法も変わっていきます。5年10年15年先を見据えた長期展望に立った治療プランが重要です。パーキンソン病と上手につき合っていくには、信頼できるパーキンソン病専門医との連携が大切です!

久保紳一郎

パーキンソン病の臨床研究成果が国際学術誌に掲載されました

受診について

永生クリニックでは、パーキンソン専門外来を毎週月曜日の午後 久保医師が行っています。受診をご希望の方はまずは永生クリニックへご相談ください。
曜日
時間 13:00~15:30
担当医師 久保

永生クリニック TEL 042-661-7780