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検査科(医療技術部)

尿・便検査のご説明

腎臓で血液を濾過(ろか)してつくられる排泄物が尿です。尿を調べると体の状態がよく分かり、腎臓、膀胱、肝臓の病気まで見つけることができます。便検査では、便の中に血液が混ざっているかどうかをみて、消化管内の出血の有無を調べることができます。

採尿について

時々尿検査を受けられる方は多いと思いますが、尿の採り方は意外に知られていません。
ここでは一般的な尿の採り方を含め上手な尿検査の受け方をご説明いたします。

一般的な尿の採り方
 

一般的な尿の採り方は自然排尿です。
排尿の際は前半の尿は捨て、“中間尿”を尿コップに採り、後の尿も捨ててしまいます。

 

 

尿量について
 

尿コップの約3分の1(目盛り25~50ml)程あれば十分です。
もし、永生クリニックの患者様で尿が採れない場合は、採血室の検査担当者にお伝えください。
また、量が足りなくても水やその他の液体を混ぜないで下さい。混ぜたのがすぐわかります。

食べ物の影響について
 

ビタミン剤の多く入っている飲み物や食べ物を摂取すると、尿に色がついたり、検査結果が正確に出なかったりすることがあります。

尿検査について

ここでは、簡単な尿検査結果の解釈についてご説明いたします。

尿定性検査
 

尿定性検査は、糖・蛋白・潜血・ケトン体・ビリルビン・ウロビリノーゲン・pH・比重などを調べます。その主な検査の説明は以下の通りです。

 

検査項目

基準値

検査説明

(-)

血糖値が160~180g/dl以上になると尿に糖が出てくるといわれています。 糖尿病や腎機能障害などで(+)になります。
妊娠やストレスなどでも(+)になることがあります。

蛋  白

(-)

主に腎機能障害で(+)になります。
運動後やストレスなどでも(+)になることがあります。

潜  血

(-)

尿中に赤血球が出現すると(+)になります。
腎臓・尿管の炎症、膀胱結石、腎・尿路系の悪性腫瘍などで(+)になります。 女性の場合、月経血が混入して(+)になることがあり、生理中は行いません。

ケトン体

(-)

糖尿病など血糖管理がうまくできていないに(+)になります。
嘔吐、下痢などでも(+)になることがあります。

ウロビリノーゲン

(±)

(-)は異常

肝臓の機能低下や胆道の病気で(+)になります。
便秘でも(+)になることがあります。

 
尿定性検査装置
尿定性検査装置
尿沈渣(にょうちんさ)
 

尿を遠心分離し、沈殿物の中の有形成分(細胞など)を、顕微鏡を使って観察する検査です。
腎・尿路系の炎症や悪性腫瘍などで異常な細胞、赤血球・白血球数の増加などが見られます。

便潜血検査の採便について

 便潜血検査の採便方法は、下記の図のように採取棒で便の表面や内部を拭い、採取棒の先端に少量の便が付着するように採取してください。
 また、採取した便潜血の容器は、できる限り早くご持参してください。